プリントアースブログ

使い慣れたExcelで塗り足し付きのチラシデータを作る!

Excelでチラシ原稿作成って便利ですよね

Wordと比べて行間が詰めやすいとか、縦横が整列させやすいとか。

印刷会社にとってWordとExcelなら印刷用データとしてどちらが好ましいか、と問われればWordですが、筆者自身はExcelの方が好きです。むしろWordよりExcelのほうが詳しいからExcelで作りたくなるんですよね。
Excelでチラシの原稿を作る方は同じ理由ではないですか?

せっかくExcelで作ったチラシ、印刷会社に印刷を依頼するならこういうところに気をつけよう、というのがこの記事の趣旨です。全5記事の予定です。

 

早速参りましょう。第1回目、まずは「塗り足し」

ご家庭のプリンターやオフィスの複合機等で印刷した際に、どうしても気になる「白枠」。全面印刷出来ないプリンターやコピー機だと、天地左右に5mm以上の白枠が出ますよね。家庭用プリンター等では、印刷用データを拡大印刷する事で全面印刷出来るものも有りますが、思った様に拡大されていなかったりする事も多いようです。

せっかく印刷会社に印刷を依頼するなら「全面印刷」したい!
そのために必要なのが「塗り足し」なのです。

 

上の図のAの様に、塗り足しの無いデータですと、四辺に白枠が出ますが、せっかくならBのように全面印刷したいですよね。

 

Excelで塗り足し(らしきもの)を設定するとチラシ作成も楽になる

Bのように全面印刷を希望する場合、まずは下図をご覧下さい。

 

セルの左上にある、1行目の上、Aの左をクリックしてみてください。
これで全ての行と列が選択された事になります。

続けて、どの列でも構いませんので、各列の境目をドラッグandドロップする事で、一気に全ての列幅を自由に設定出来ますが、ここで、各セルが「正方形になるように」微調整。

これでこのシートが「方眼紙」のようになります。

 

なぜ方眼紙のようにセルを設定?

賛否両論有ると思いますが、方眼紙の様にセルを設定する事で、規則的に画像やテキストを配置する事が出来ます。
中心線の縦が「T」と分かっていれば、左右均等にレイアウトが可能ですし、3分割や4分割もセルの数を数えるだけで均等にできます。

チラシに限らず、Excelで記入が伴うようなレイアウトを作成する際はこのように方眼紙状にすることでレイアウトが容易になります。 

 

塗り足し部分を把握しよう

Excelのシートが方眼紙状になったところで、上図をご覧下さい。
赤と黄色の境界線が緑色になっていますね。このラインが、断裁されるラインです。A4なら210mm×297mmで断裁されます。
印刷物の断裁というのは、数千枚の印刷物を一気にズドンと断裁します。その際にどうしても数ミリの誤差が出てしまう場合が有ります。
上図で言うと、緑のラインの内側や外側に断裁がズレます。多少断裁がズレてもいいように、背景は赤ラインまで広げ、印刷されるテキスト等は青ラインより内側に配置して下さい。

つまり、

方眼紙状のExcelシートを作成し、背景は印刷範囲の最大まで、文字等は印刷範囲の3マス内側へ配置すると、全面印刷用データを作成しやすくなります。

チラシのご注文は以下からどうぞ。

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次回は「テキストとワードアート」について述べたいと思います。