パソコンのディスプレイで確認した色と実際に出来上がった印刷物の 色が違うという経験をされた方は多いと思います。
現在では、色校正で確認するお客様も減りましたし、印刷通販 の場合は特に色の問題で不安を感じている方も多いと思います。
これは、ディスプレイで表示される光の3原色と印刷で使用される 4色の掛け合わせという、色の表現方法が根本的に違うことから 起こる問題です。
光は、赤(Red=R)・緑(Green=G)・青(Blue=B)の「光の3原色(RGB)」で構成 され、この3色を合わせると白色(光)になるため加色混合と呼ばれます。
これに対し、印刷の色はシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)の「色の3原色 (CMY)」を使って表現する方法で、これら3色を合わせると黒になる減色混合と呼ば れています。
また、この3色では完全な黒を表現できないため、 墨(黒・K)追加し、4色フルカラー印刷(プロセスカラー)が実現します。
カラー印刷ではインキの濃度を変えずに、「アミ点」と呼ばれる肉眼で確認できない くらい小さい点の集合で各色の濃淡を表現します。
この濃淡は%で表示され、点がない状態(0%)から、点を大きくしていき、点で塗 りつぶされた状態(100%)にすることで肉眼では色が濃くなって見えるのです。
この違いと原理を理解して色を決定していただくとこのような問題は 解決できます。
しかしながら、なかなか不安が拭えない問題でもありますので そんな時は、いつでもお気軽に弊社スタッフまでお問い合わせください。
現場を経験した印刷のプロがアドバイスさせていただきます。