プリントアースブログ

チラシのQRコードについて完全解説!注意点やデザイン性の高いコード作成方法まで

2024.10.03

チラシにQRコードを掲載することで得られる効果をご存知でしょうか。

チラシデザインに組み合わせることで、集客効果を高めること以外にも複数のメリットが得られます。

本記事ではチラシに掲載するQRコードの効果や、使用時の注意点を解説していきます。

デザイン性の高いQRコードを作成する方法も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

QRコードに関する基本知識

 

まずは、QRコードに関する基本知識を解説していきます。

 

QRコードとは

QRコードとは縦と横の2方向に情報を持つ2次元コードのひとつで、株式会社デンソーウェーブが開発しました。

1次元コードであるバーコードよりも小さな面積で、より多くの情報を格納できるのが特徴です。

生産管理を目的に開発された技術ですが、カメラ搭載型のスマートフォンが普及したため、日常でも使われるようになりました。

 

一般的なアクセス率

QRコードからWebサイトへのアクセス率は、日本ダイレクトメール協会が調査しています。

 

  • DMからのWebアクセス経験率:40.2%(2019年調査)
  • DMからのWebアクセス経験率:39%(2020年調査)
  • DMからのWebアクセス経験率:41%(2021年調査)
  • DMからのWebアクセス経験率:34.5%(2022年調査)

 

DMからのWebアクセス経験率にはQRコード以外の方法も含まれていますが、DMを受け取った人の半数近くが、実際にアクセスしています。

また海外で行われた調査を見ると、QRコードの応答率はDMで4.4%、カタログで4.3%、レターメールで3.9%という数値が出ています。

 

登録商標文の記載について

QRコードは株式会社デンソーウェーブの登録商標です。

よって「QRコード」という言葉を使用する場合、商用利用に関係なく上記の文言を記載する必要があります。

なお、商用利用する場合は株式会社デンソーウェーブへの事前相談が必要ですが、コード画像のみの使用なら登録商標文の記載は不要です。

また、QRコードを「QR」や「2次元コード」と置き換えたり、「アクセスはこちら」「Webサイトはこちら」と記載したりすれば、登録商標文は必要ありません。

 

チラシにQRコードを掲載するときの注意点

ここからは、チラシにQRコードを掲載するときの注意点について解説していきます。

QRコードのメリットを得るうえでも大切なポイントのため、しっかりと押さえておきましょう。

 

QRコードが見つけやすいチラシデザインにする

単にQRコードをチラシに掲載しただけでは、狙った効果は出せません。

そのため、QRコードを見つけてもらいやすいチラシデザインにする必要があります。

コードの視認性を高めたり、周辺のデザインを工夫したりと、効果的な配置・掲載方法を研究してみましょう。

 

読み取りやすいデザイン・サイズで掲載する

QRコードには、読み取りやすいデザインとサイズがあります。

チラシにQRコードを掲載する際は、以下の通例に従いましょう。

 

  • QRコードは1.5cmから2cmぐらいのサイズに収める
  • 基本的にはモノクロ1色で作成する
  • カラーにする場合はコントラストの低いデザインを避ける

 

大きすぎるサイズはピント合わせが難しくなり、小さすぎるサイズは印刷時に画像がつぶれてしまう恐れがあります。

コントラストの低いデザインは読み取りが難しくなるため、避けたほうが無難です。

 

光を反射しづらい素材を使用する

QRコードを掲載するチラシの用紙は、光を反射しづらい素材にしましょう。

光の反射が強いと、コードの読み取りが難しくなる恐れがあります。

具体的には、光沢を抑えられるマット紙がおすすめです。

 

コード周辺に余白を設ける

QRコードの周辺には余白を設けましょう。

QRコードのすぐ近くに文字や装飾デザインがあると、誤った読み込みを誘発する恐れがあるからです。

2mmから3mmくらいの余白を目安に、設定しましょう。

 

QRコード以外のアクセス方法も記載しておく

読み込めない事態も想定して、QRコード以外のアクセス方法も記載しておきましょう。

チラシを手に取ってもらったにも関わらず、QRコードが読み取れずに機会損失してしまっては、もったいないことです。

遷移先が申し込みページのような重要な場合ほど、QRコード以外のアクセス方法が反応率に関わってきます。

 

テスト印刷時に読み取りが可能かチェックしておく

QRコードを利用するときは、テスト印刷時に読み取りが可能かチェックしましょう。

このチェックにより、チラシ配布前に読み取りエラーに気付いて修正できます。

 

変更の可能性があるURLはQRコード化しない

印刷したチラシのQRコードは変更できないため、配布前に遷移先が変わった場合は、すべて廃棄して再印刷する必要があります。

このような事態を防ぐためにも、変更の可能性があるURLはQRコード化しないようにしましょう。

 

QRコードへのアクセスを高めるポイント

 

QRコードへのアクセスを高めるポイントを3つ解説します。

 

QRコードへのアクセスを促す文章を掲載する

ポイントの一つ目は、QRコードへのアクセスを促す文章を掲載することです。

魅力的なキャッチコピーを使って、QRコードへのアクセスを高める工夫をしましょう。

 

チラシ両面にQRコードを記載する

両面印刷のチラシの場合は認識率を上げるためにも、表裏それぞれにQRコードを記載しましょう。

ただし用紙が薄いときは、文字が透けてQRコードの読み取りに支障が出る恐れもあるので、注意しましょう。

 

掲載するQRコードはひとつにする

1枚のチラシに掲載するQRコードは、ひとつだけにしておくのがおすすめです。

2つ以上のQRコードがあると、読み手はどれを読み込むべきか分からなくなります。

また複数のQRコードが同じ位置にまとめられていると、読み取りが難しくなるケースもあるので、注意が必要です。

アクセスを高めるためにも、QRコードはひとつに絞りましょう。

 

デザイン性の高いQRコードを作成できるツールを紹介

 

QRコードを作成できるツールは複数あるため、どれを利用すべきか悩んでしまう場合もあるのではないでしょうか。

そこで記事の最後は、デザイン性の高いQRコードを作成できるツールを紹介します。

 

CMAN(QRコード作成サービス)

QRコード作成ツールに、CMANインターネットサービスが提供する無料のQRコード作成サービスがあります。

アカウント登録の必要はなく、オプション内容を任意に指定するだけの簡単な操作でQRコードが作成できます。

サイトを開くだけで使用できるうえに、セルの色や背景色、囲み文字なども自由に設定できるサービスです。

 

QRのススメ

QRのススメも、アカウント登録の必要がなく使用できる無料のサービスです。

コードの中央にイラストやアイコンを挿入することが可能で、自身でアップロードした画像を使用できる機能も備えています。

デザイン性の高いQRコード作成を、プレビュー画面で確認しながら作業できる点が大きな特徴です。

さらに高度な設定が可能な有料版も存在します。

 

QR Code Monkey

QR Code Monkeyは海外のサービスで、日本語使用は不可能ですが無料かつアカウント登録なしで利用できます。

グラデーション設定や中央へのイラスト埋め込み、フレームのカスタマイズなどの機能があり、デザイン性の高いQRコードの作成にぴったりです。

オリジナリティあふれるQRコードを作成したい場合は、ぜひチェックしてみましょう。

 

まとめ

 

チラシにQRコードを掲載することで、得られるメリットは多くあります。

QRコードを活用したデータ分析により、次に続くマーケティング施策を生み出すこともできます。

しかし理想的な集客効果を得るためには、複数ある注意点やアクセス率を高める工夫への理解が必要です。

本記事を参考に、ぜひQRコードを使ったチラシ作成について取り組んでみてください。

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