封筒印刷を行う際に、封筒の端まで印刷することは可能なのか、疑問を抱いている方も多いでしょう。
封筒の端まで印刷することは可能ですが、依頼する印刷会社によっては受け付けていない場合もあります。
そこで本記事ではどのような場合に、封筒印刷で端まで印刷が可能かを解説していきます。
全面デザインの封筒を作成したいと考えている方は、ぜひ最後までご覧ください。
【 目次 】
封筒印刷で端まで印刷する方法3選
封筒印刷で端まで印刷するには、以下の3つの方法があります。
- 既製封筒へのフチなし印刷が発注できる印刷会社に依頼する
- 印刷会社にオリジナル封筒の作成を依頼する
- フチなし封筒印刷が可能な複合プリンターを利用する
それぞれの方法について、詳しく解説していきましょう。
既製封筒へのフチなし印刷が発注できる印刷会社に依頼する
最初の方法は、既製封筒へのフチなし印刷が可能な印刷会社に依頼することです。
印刷するための条件もいくつか存在しますが、既製封筒へ印刷できる点は費用を抑えるうえでもメリットです。
プロの専門業者による印刷のため、仕上がりの品質にも期待できるでしょう。
印刷会社にオリジナル封筒の作成を依頼する
次は印刷会社にオリジナル封筒の作成を依頼する方法です。
展開図の段階で印刷を実施するため、色ムラを抑えた高品質の封筒が作成できます。
サイズや加工オプションも豊富な選択肢があるため、しっかりと端まで印刷された理想の封筒を作成できるでしょう。
ほかにも窓のサイズを変更できたり、ベロの部分にも印刷できたりするなどの、メリットがあります。
フチなし封筒印刷が可能な複合プリンターを利用する
企業向けの高機能プリンターの中には、フチなし封筒印刷が可能な特化型の機種が存在します。
このような封筒印刷に特化したプリンターを使用できれば、自身の手でフチなし封筒印刷が可能です。
ただし、この方法で封筒印刷に取り組める人は限られてしまうので、あまり現実的ではありません。
封筒印刷で端まで印刷することが難しい理由
一般的なプリンターを使った封筒印刷で、端まで印刷できないのはなぜでしょうか。
封筒印刷で端まで印刷することが難しい理由を解説していきます。
理由①封筒の重なり合う部分が印刷に影響を与えるから
一般的なプリンターを使った封筒印刷では、端まで印刷する以前に印刷自体が難しいとされています。
なぜなら、封筒の重なり合う部分が印刷に影響を与えるからです。
重なり合う部分があることで厚みが変わってしまうため、印刷時に色ムラ・紙しわを起こす恐れがあります。
とくに端まで印刷するようなデザインの場合は、封筒全体に圧がかかるため、色ムラ・紙しわのリスクは高くなるでしょう。
理由②印刷機械の特性上、印刷できない範囲が生まれるから
用紙を機械に通す際に「爪」と呼ばれる部分で、用紙を引っ張り印刷機の中へ通します。
その際に、爪が引っ張る用紙の余白が「くわえ」です。
「くわえ」は、一般的に10㎜〜12㎜程度の幅が設けられています。
「くわえ」の部分にはインクが付いておらず白くなっており、この部分が印刷できない範囲です。
そのため既製封筒を使った封筒印刷の場合は、端までの印刷は難しくなります。
封筒印刷で端まで印刷する際に気にしておきたいポイント
封筒印刷で端まで印刷する方法として、印刷会社を選択した際に気にしておきたいポイントが2つあります。
特にオリジナル封筒の制作を依頼した場合は品質が高くなる分、問題が生じる恐れもあるので注意が必要です。
それぞれ詳しく解説をしていきますので、印刷会社に依頼する前に確認しておきましょう。
通常の封筒印刷と比べて費用が高くなる恐れがある
封筒印刷で端まで印刷を実現するには、高い技術や特別な機能が必要です。
当然ではありますが、通常の封筒印刷と比べて費用が高くなる恐れがあることに、留意しておきましょう。
なるべく多くの枚数を発注して1枚当たりの単価を下げたり、素材やオプションを厳選したりと、費用を抑える工夫も検討しておきましょう。
通常の封筒印刷と比べて納期がかかる恐れがある
封筒印刷で端まで印刷する場合、完成までの工程も長くなる傾向にあります。
通常の封筒印刷と比べて、納期がかかってしまうことに注意しておきましょう。
また、短納期の依頼は受け付けられないケースもあります。
そのため、封筒印刷で端までの印刷を希望する際は、余裕を持ったスケジュールで納期を設定する必要があります。
まとめ
封筒印刷で端まで印刷する方法は、以下の3つです。
- フチなし印刷が可能な業者に依頼する
- オリジナル封筒の作成を依頼する
- フチなし印刷が可能なプリンターを利用する
封筒印刷で端まで印刷するのは、封筒の構造や印刷機械の仕組みから、難しいとされています。
さらに、印刷方法も限られているのが現状です。
理想的な印刷結果を得るには、費用と時間に留意する必要がありますが、ネット印刷を利用すれば比較的安価に発注できます。
プリントアースでもネット印刷ならではの価格で、オリジナル封筒や既製封筒への印刷を受け付けていますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。