圧着はがき印刷の注意事項

  

圧着DMは「デリケートな印刷物」です。

圧着DM

ニス圧着DMは、通常のハガキに比べて多くの情報を掲載でき安価に郵送することができるダイレクトメールの優等生です。しかし同時にたいへんデリケートな印刷物であることをご理解ください。

UVニス圧着DMは、通常の印刷物と異なり以下の要因に影響を受けます。

○温度 ○湿度 ○加工時の圧力 
○紙質・紙の状態 ○ニス塗工量 ○経時変化

  1. 水濡れ・湿気に弱い印刷物

    水濡れ・湿気に弱い印刷物です。

    水濡れや強い湿気を受けた状態で開くと、「圧着部分が開けない」 「紙が破れる」「インクが剥がれる」などダイレクトメールとして 致命的な結果になります。
    ※「ブロッキング」といいます。 「雨などに濡れた場合は完全に乾燥させてから丁寧にお開きください」 「水に濡れた場合はよく乾かしてからお開きください」 はがき開封部に上記のような文言をできる限りいれてください。

  2. 適切な環境で保管しお早めにご使用ください

    適切な環境で保管しお早めにご使用ください。

    圧着DM はお早めに使用いただく事をおすすめします。
    湿気の多い場所・高温の場所・温度変化の激しい場所・直射日光に 当たる場所などでの保管は、圧着品質を著しく低下させる場合が あります。またやむを得ず保管する場合は、 「一定の室温(20~26℃)・湿度(50%以下)、 直射日光に当たらない場所」で1ヶ月までのご使用を目安としてください。

  3. 宛名印字・後行程にご注意ください。

    後工程(仕分け・ラベル貼・ダイレクト宛名印字など)の際に、使用する機器や工程・作業環境 などにより、圧着面が開く、あるいは圧着面が変質して強くつきすぎてしまう場合があります。

郵便規定についてご注意ください

郵便

52円/通で送れる「第二種郵便はがき」について、トラブルの報告が増えています。
郵便局(日本郵便)がより厳格な基準適用を行う傾向にあるためです。

郵便規定に関して日本郵便の指導が厳しくなり、郵便はがき料金の適用・広告承認が得られないケースが発生しております。広告郵便などの割引を申請される場合は、郵便局で事前審査(相談)をお願いいたします。

  1. 重量についてのトラブル

    重量についてのトラブル

    Z型圧着はがきは90kgの用紙の使用を推奨します
    はがき(第2種郵便物)として認められる重量は2~6gですが、郵便局の窓口で0.1g単位の厳格な計量により110kgを使用したZ型圧着はがきが重量オーバーで「はがき」として認められないとされたケースが報告されています。

  2. 表記についてのトラブル

    はがき本体にご注意ください
    圧着はがきは、はがき本体に添付物を貼付けたものとして、特別に認められたはがき(第2種郵便物)です。はがき本体は圧着はがきの中で一番大きな面であることが大原則です。

  • はがき(第2種郵便物)は「POST CARD」「郵便はがき」の表記を「はがき本体」の上辺か左辺に表記しなければなりません。「はがき本体」は一番大きな面積の面であることです。
    V型・ズラシ折の場合は帯分に「POST CARD」「郵便はがき」の表記が必要です。
    Z型の場合は、中央の面が「はがき本体」となります。

  • V型・コーナーカットタイプでは必ず裏面がカットされるデザインにしてください。
    宛名面が「はがき本体」として認められない場合がございます。

    ※上記いずれも「はがき」(第2種郵便物)として認められず、第1種郵便物扱い(82円/通)とされるケースが実際に報告されています。

トラブルを避けるために

上記のトラブルのいずれも、郵便局・地域により運用の判断基準が異なるのが実情です。ご不明な点は、投函または審査を予定している郵便局にご相談ください。また、審査が完了された段階でのご入稿をおすすめいたします。
また、当社のデータチェックは「印刷可能か否か」のチェックです。 上記をはじめとした郵便局による承認・規定基準についてのトラブルにおいて 当社はその責任を負いかねます。

トラブルとなったら

万が一トラブルとなった場合、そのまま投函せず(支払い)をせず、一旦お引き上げください。数ミリ断裁する、小さいサイズで作り直す、軽い用紙に替えるなどでの対処をご相談ください。部数にもよりますが、印刷料金よりも郵便料金の方が高額になるケースがございます。