「インパクトのあるチラシを作成したいけれど、うまくできない。」と悩んでいませんか。
多くの人の目に留まる魅力的なチラシを分析すると、その共通点から押さえておくべきポイントが見えてきます。
本記事ではインパクトのあるチラシを作るための準備や、デザインに必要な要素について解説していきます。
モノクロでも目を引くデザインテクニックも紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【 目次 】
インパクトのあるチラシデザインを作成するための前準備
インパクトの度合いに関わらず、チラシ作成で重要となるのがデザインの構築です。
しかし、ポイントを押さえていなければ、デザインの構築に時間をかけても効果的なチラシを完成させるのは難しいでしょう。
ここでは、インパクトのあるチラシデザインを作成するための前準備について、解説していきます。
ターゲットと伝えたい情報を明確化
前準備として最初に行うのは、ターゲットと伝えたい情報を明確化することです。
ターゲットの解像度が高ければ、読み手の知りたい情報をよりイメージすることができ、手に取った際に響く言葉・色・画像などの選択がしやすくなります。
セールの日時・店名・特売情報などのチラシで伝えたい情報も、この段階ですべて書き出しておきましょう。
掲載情報を整理して優先度を決定
伝えたい情報は整理して、それぞれに優先度を付けておきましょう。
優先度を付けることで、メリハリのあるレイアウトが構築しやすくなります。
反対に情報の優先度をつけないまま進めると、雑然としたデザインに仕上がる恐れがあるので注意が必要です。
もっとも伝えたい情報が埋もれないようにするためにも、情報の優先度付けは必ず行いましょう。
付加価値を用意
チラシの反響率に繋がる方法として広く認知されているのが、クーポン券や無料チケットを添付することです。
チラシに何らかの付加価値があれば手元に置いておく時間も長くなり、広告効果が期待できます。
デザインが完成してから特典のスペースを追加すると再作業も発生するため、事前に用意しておくのがおすすめです。
インパクトのあるチラシデザインに必要な要素5つ
効果的なチラシデザインは、ターゲットや目的によってさまざまです。
しかし、インパクトのあるチラシデザインには共通する要素が見られます。
受け取った方の目に留まるチラシを作成するためにも、以下の要素を満たすデザインを検討してみてください。
①読み手の目を引くキャッチコピー
インパクトのあるチラシに高確率で掲載されているのが、読み手の目を引くキャッチコピーです。
遠目から見ても目立つような大きさで配置されており、効果を高めるために以下のようなテクニックを使って作成されています。
ベネフィットを押し出す
商品やサービスを購入することで得られる利益を、キャッチコピーで明確に伝える書き方です。
購入した場合のメリットが具体的にイメージしやすく、購買意欲を高める効果が期待できます。
数字で説得力を増す
効果を表す数字が含まれたキャッチコピーも、読み手の目を引く方法として効果的です。
さらに、その数字の基準や計測方法の説明などを添えることで、信頼性や正確性を担保することができます。
簡易性をアピールする
「初心者」「お試し」といった言葉を使って、簡易性をアピールするキャッチコピーも多く見られます。
購入に至るまでの心理的なハードルを下げる効果があり、スキルや知識を必要とするイメージの商品・サービスに適しています。
②イメージを膨らませる写真やイラスト
インパクトのあるチラシは、イメージを膨らませる写真やイラストも巧みに利用しています。
商品の写真を大きくレイアウトし、言葉よりも画像で目を引く手法です。
画像に巨大なキャッチコピーを重ねることで、チラシのインパクトをさらに高めた事例も見られます。
チラシにインパクトをもたらしたい場合は、画像の配置も工夫しましょう。
③フォントの統一感
多数のフォントを使ったデザインは、まとまりのない印象を与えます。
インパクトのあるチラシを目指すなら、使用するフォントは多くても2種類程度にして統一感を持たせるのがおすすめです。
適切なフォントはターゲットやチラシの目的で異なるため、自身の目でチェックする必要があります。
④象徴的なメインカラー
インパクトのあるチラシを作成したいからといって、むやみに多くのカラーを使用するのはおすすめできません。
商品やサービス、ブランドをイメージさせる象徴的なメインカラーを決めたあと、コントラストを意識してベースカラーとアクセントカラーを選んでいきましょう。
色が与える印象を理解しながら、濃淡の異なる同系統の色を選んでいくと、まとまりのある効果的なデザインに近づきます。
⑤メリハリのあるレイアウト
チラシにインパクトを持たせるには、メリハリのあるレイアウトも必要です。
文字を詰め込むのではなく、余白も効果的に使って見やすさ・読みやすさを追求してください。
行間だけでなく、画像周辺やチラシ全体の上下左右もチェックしておきましょう。
インパクトのあるモノクロデザインのチラシを作るコツ
モノクロデザインでも工夫次第でインパクトのあるチラシを作ることができます。
カラーチラシが多数を占める中で、モノクロデザインが読み手の目に留まる可能性は十分あるでしょう。
ここでは、モノクロデザインに使えるテクニック・コツを紹介していきます。
無彩色を使ってデザインする
無彩色とは、黒や白、グレーのことです。
無彩色の使い方を意識することは、単調になりがちなモノクロデザインにインパクトを与えることのできる、もっともシンプルな技法です。
曲線や図形をデザインに組み込む
モノクロデザインは、曲線や図形をデザインとして組み込むのがおすすめです。
たとえば曲線に文字を沿わせてデザインすると、紙面に動きを表現できてインパクトも増します。
また、モノクロデザインであっても図形描画をうまく使うことで、チラシ内の要素を目立たせることが可能です。
1文字目を大きくする
雑誌でよく見かけるのが、文章の1文字目を大きくするデザインです。
モノクロデザインでも簡単に流用でき、目立つ装飾にすることでチラシ内の文章を読んでもらえる効果が期待できるでしょう。
文字のデザインとして白と黒を交互に使ったり、中抜き文字にしたりするなど、さまざまな工夫でメリハリを付けることもできます。
まとめ
インパクトのあるチラシを作成するには、入念な準備が必要です。
ターゲットや伝えたい情報を明確化して整理し、可能であれば付加価値も用意してデザイン構築に取りかかりましょう。
実際にデザインする工程においては、目を引くキャッチコピーやイメージを膨らませる写真、イラスト、フォントの統一性などを意識することが大切です。
どうしても納得のいくデザインができない場合は、プロへの依頼も検討してみてください。
プリントアースでは、専任のデザイナーによるデザイン制作サービスをご利用いただけます。
チラシ制作が初めての場合でも安心して発注していただけるので、ぜひお気軽にお問い合わせください。