「自社でチラシを作成したいがレイアウトの部分で悩んでいる」
というようなお悩みをお持ちの担当者様はいませんか?
そこで本記事ではチラシレイアウトで悩まないための基本原則について紹介しています。
お手軽にチラシ制作ができるアプリも紹介しているので、ぜひ最後まで読んでみてください。
チラシレイアウトの基本原則6選
まずはチラシレイアウトの基本原則として6つのルールをご紹介します。
これは読んでもらいやすいチラシにするためのテクニックでもあるので、ぜひ参考にしてみてください。
具体的な内容は以下のとおりです。
- 複数のフォントを混在させない
- 文字は左寄せで画像と位置を揃える
- 構成は3ブロックに・情報はグループ化する
- 配色は70:25:5を目指す
- 余白を入れて見やすさをアップさせる
- メリハリを意識する
次からそれぞれの項目について解説していきます。
複数のフォントを混在させない
チラシ内で使用するフォントの数は1種類が基本です。
複数のフォントを組み合わせると、読み手に統一感のない印象を与えてしまいます。
情報の伝わりやすさを阻害する要因となるので注意しましょう。
文字は左寄せで画像と位置を揃える
次にテキストの開始位置についてですが、文字は左寄せで画像と位置を揃えるように調整しましょう。
横書きのチラシを読むとき、人の目線は左上からスタートします。
テキストの開始位置を左側に揃えることが、読みやすいレイアウトの基本です。
画像やイラストも位置が揃っていないと読みやすさに影響するので、揃えるようにしましょう。
構成は3ブロックに・情報はグループ化する
チラシレイアウトの基本は3つのブロックを上から順番に配置することです。
まずは掲載する情報をグループ化して、キャッチコピー・商品情報・店舗情報の3つに分類します。
キャッチコピーを上部、商品情報を中央、店舗情報を下部に配置すれば完了です。
配色は70:25:5を目指す
チラシに使う配色は、3つの色を70:25:5の割合で使用するのが基本となります。
この3つの色とは以下のようなものです。
- チラシの大部分を占める色(背景・メインカラー)
- 文字色
- 強調したいときに使う色(キャッチコピーの色)
このバランスを意識して配色しておくと見栄えの良いチラシにできるでしょう。
余白を入れて見やすさをアップさせる
情報が隙間なく詰まっていると読みにくくなってしまうので、チラシ内に余白を入れて見やすさをアップさせましょう。
文章と文章の間に適切なスペースがないと読みやすさを阻害するどころか、情報同士のつながりを誤認させるおそれがあります。
また、文章と画像の距離が近いと窮屈な印象を与えるので注意しましょう。
紙端まで絵柄を配置せずに適度な余白を設けると、チラシ全体の印象が良くなります。
メリハリを意識する
チラシ全体のメリハリを意識しましょう。
最も伝えたい情報がはっきりと分かるのがチラシレイアウトの理想です。
文字や画像の大きさ・余白を調整するだけでもメリハリが生まれてきます。
読み手の気持ちになってチラシ全体を眺めてみましょう。
効果的なチラシ作成に必要な要素3つ
基本原則を理解しておけばチラシレイアウトは完成できますが、次の要素を押さえておくとさらに効果的なチラシが作成できます。
- 明確な目的とターゲット
- 魅力的なキャッチコピー
- 商品をイメージしやすい写真やイラスト
それぞれの項目について解説していきましょう。
1.明確な目的とターゲット
良いチラシレイアウトの条件は、読みやすく伝えたい情報がはっきりと分かることです。
そのために企画段階で目的とターゲットをはっきりさせておきましょう。
明確になった目的とターゲットに合わせてレイアウトを工夫すれば、より効果の高いチラシが作成できます。
2.魅力的なキャッチコピー
チラシは読んでもらわないと効果を発揮できません。
そこで必要となるのがチラシを見て最初に目に入るキャッチコピーです。
良いキャッチコピーは簡潔で分かりやすく、かつターゲットの心に刺さります。
魅力的なキャッチコピーを用意して、チラシをさらに読み進めてもらえるようにしましょう。
3.商品をイメージしやすい写真やイラスト
商品をイメージしやすい写真やイラストを掲載するのも、効果的なチラシを作成するテクニックのひとつです。
写真やイラストは文章よりも多くの情報を伝え、読み手に分かりやすくイメージを伝えるのに最適な素材です。
目を引く要素にもなるため、できる限り活用してみましょう。
チラシレイアウトで悩むならアプリの使用もおすすめ
どうしてもチラシレイアウトで悩むならアプリの使用がおすすめです。
テンプレートを使うことでプロがデザインしたようなチラシが作成できます。
ここでは3つのデザインツールを紹介しますので、状況に応じて活用してみてください。
Canva
Canvaは無料で使用できるデザインツールで、パソコンだけでなくスマホからも利用することが可能です。
チラシ以外にもさまざまなテンプレートが利用でき、有料分も含むと7万点以上の素材が使用できます。
POPKIT
POPKITの特徴は日本製であることです。
そのため、日本語フォントに多数対応しており、ひらがな・カタカナと多彩な表現が利用できます。
用意されているコースは無料と有料の2つです。
使用できる素材の数や保存できる枚数、画像取り込み数などに違いがあります。
Pages
iOS標準のページレイアウト用アプリでテンプレートの数は90以上、iPad・Macからも利用できます。
データの保存場所がiCloud上となるため、別デバイスからも作業できるのが特徴です。
チラシレイアウトで参考にしたい書籍を紹介
チラシレイアウトについてさらに勉強したい方のために、おすすめの書籍を紹介します。
本を手元に置いて作業してみると、レイアウトに対する理解もより深まるでしょう。
「繁盛店が必ずやっているチラシ 最強のルール」
ビフォーアフターによる解説で、分かりやすくチラシデザインの基本が学べる書籍です。
素材を用意する術から写真の撮影方法まで、広い範囲の知識が取得できます。
すぐにでも効果の出せるチラシを作りたいという方はチェックしてみましょう。
「なるほどデザイン」
デザインに関する知識を学べる初心者向けの書籍となります。
デザイン完成までの流れに沿った一通りのスキルが取得できる内容です。
テキスト以外に図解も使って、視覚的にもわかりやすいように作られています。
感覚ではなく論理的にデザインを勉強したい方におすすめです。
まとめ
これまで解説してきた通り、チラシレイアウトには基本原則があります。
チラシ作成の経験が少ない方でも基本原則に沿った形で作業を行えば、ワンランク上のチラシが作れるでしょう。
チラシレイアウトを考える段階でどうしても作業が進まないという場合は、印刷サービスにデザインを依頼するというのもひとつの手です。
プリントアースではプロによるデザイン制作サービスをご用意しています。
デザインに関する知識に不安があるという場合も、企画段階からのサポートが可能です。
お客様のご都合・ご要望に応じて4つのデザインプランから選択できますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。