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フライヤーとチラシの違いについて解説│ビラ・ポスターとの違いも

「フライヤーとチラシの違いってなんだろう?」

この両者は似たような広告の種類ではあるものの、使い方や目的などが異なっているのです。

そこで本記事はフライヤーとチラシの違い、および使い方や目的について解説しています。

街でよく目にするポスターとの違いについても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

フライヤーとチラシの違い

 

フライヤーとチラシの違いですが、言葉の意味を考えると両者に差はないといえます。

そのため、認識としては同じものとしておいて問題ないでしょう。

しかし、言葉が生まれた経緯や使い方・目的の点で、多少の違いが見られます。

 

語源や発祥

まずはフライヤーとチラシ、それぞれの語源や発祥の経緯について解説していきます。

 

フライヤー

フライヤーの語源は英語のflyerになります。

過去に航空機を使って広告物を空からばら撒いていたためです。

また、日本のある記録では1920年(大正9年)5月に「キリンビール」の総代理店・明治屋による宣伝活動として、空を飛ぶ飛行機から広告がばら撒かれたという情報が残っています。

 

チラシ

チラシの語源はその字の通り「散らし」であるといわれています。

また、日本では江戸時代に三井越後屋(現三越)が配布したチラシが有名です。

 

使い方や目的

次にフライヤーとチラシ、それぞれの使い方や目的について解説していきます。

 

フライヤー

フライヤーの目的として多いのは特定の人に向けた情報伝達です。

ライブ・イベントで配布されるものやポスティングなどの用途で使われます。

また、厚みのある用紙が使われることが多く、手に取りやすい小さめのサイズでデザインを重視する傾向にあります。

 

チラシ

チラシの目的はなるべく多数の人に知ってもらうことです。

そのため配布する場所も、人通りの多い駅前や街など広範囲に渡ります。

チラシのなかでも有名なのは、新聞広告の折り込みチラシです。

そのほかはポスティングでも使われます。

 

フライヤーとビラの違い

 

チラシと同じような言葉でビラがあります。

次はフライヤーとビラの違いについてみていきましょう。

 

語源や発祥

フライヤーについてはすでに解説した通りなので、ビラにスポットをあてて紹介します。

 

ビラ

ビラの語源は紙片の「片(ビラ)」や擬態語の「びらびら」だといわれています。

 

使い方や目的

ビラの使い方については、フライヤーやチラシとの違いがあるのです。

この違いについて紹介していきます。

 

ビラ

ビラの目的は掲示物として貼り出されるもので、不特定多数が対象ではありますが効果範囲は限定されます。

使用用途としては寄席の告知やイベントの宣伝などで使われていることが多いです。

また、フライヤーよりも薄い用紙が使われています。

 

フライヤーとポスターの違い

 

続いて同じ広告物であるポスターとの違いについて解説していきます。

 

語源や発祥

フライヤーやチラシ、ビラと同じようにポスターにも以下のような語源があります。

 

ポスター

柱(POST)に貼る(ER)でポスターといわれています。

柱に広告物を貼り付けたことが、ポスターという名称の語源です。

 

使い方や目的

フライヤーは特定の人向けとして使われますが、ポスターについては以下のとおりです。

 

ポスター

ポスターは不特定多数の人を対象として貼り出されるものです。

そして、多くの人が集まる広い場所に目立つ形で掲示されます。

使用用途として多いのはイベント・発表会・セミナーなどの告知です。

また、映画広告としても使われており、目に留まりやすいです。

 

マーケティング方法による違い

 

最後にフライヤー・ポスター・チラシ、それぞれのマーケティングにおける違いについて見ていきましょう。

広告は一般的にプル型広告とプッシュ型広告に分かれますが、それぞれがどれに分類されるのか解説していきます。

 

フライヤーはプル型広告に分類

フライヤーは特定の人を対象とする場合が多いのでプル型広告に分類されます。

ターゲットとなる対象について詳細に分析し、相手側からのアプローチを待ちながら効果的に集客を狙っていくスタイルです。

 

ポスターもプル型広告に分類

ポスターもプル型広告に分類されます。

不特定多数を対象としていますが、接触は顧客側からのアプローチになるためです。

持ち帰ることができずその場で見てもらう必要がありますが、クレームが起きにくいという特徴があります。

 

チラシはプッシュ型広告に分類

チラシは不特定多数に対して積極的に認知を広げていく媒体となるため、プッシュ型広告に分類されます。

チラシはさまざま形や方法が選択できるため、配布しやすい点がメリットです。

 

まとめ

 

フライヤーとチラシの違い、合わせてビラやポスターについても解説しました。

フライヤーとチラシについては使い方や目的の部分に若干の違いはありますが、イメージとしては同じものと考えて良いでしょう。

名称よりも対象となるターゲット、およびサイズやデザイン、配布方法などの違いを意識した方が効果的なチラシ作成につながりやすいでしょう。

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