チラシをポスティングしたいけれど、何から始めれば良いか分からないという方もいるのではないでしょうか。
チラシのポスティングで広告効果を引き上げるには、いくつかのポイントを押さえておく必要があります。
そこで本記事では、ポスティングを成功に導く基本戦略と業者の選び方について解説していきます。
ポスティングによる広告活動を検討している方は、ぜひ最後までご覧ください。
【 目次 】
チラシをポスティングするメリット
まずは、チラシをポスティングするメリットについて解説していきます。
①折込チラシよりも視認率が高まる
ポスティングのメリットとして最初に挙げるのは、折込チラシよりも視認率が高まる点です。
折込チラシとは、新聞紙の中に挟み込まれた広告チラシのことを指します。
折込チラシを視認してもらうためには新聞を購読していることが条件ですが、直接ポストに投函するポスティングは、そういった制約を受けません。
つまり、新聞を購買していない方にも宣伝することができるのです。
複数のチラシに紛れることもなく、高い確率で手に取ってもらえるため、折込チラシよりも視認率の上昇が見込めるでしょう。
②範囲を限定してアピールできる
範囲を限定してアピールできる点も、ポスティングのメリットです。
ポスティングでは、マンションもしくは一戸建てなどの配布先を絞った配布方法も選択できます。
サービスや商品の内容によっては、広告のターゲットのみに向けたアピールが可能になるため、より高い広告効果に期待できるでしょう。
③コスト削減につながる
ポスティングを選択することにより、費用の削減につながるケースもあります。
ポスティングと同じく広告活動を目的に利用されるDM(ダイレクトメール)と比較すると、宣伝・広告費をかなり抑えることが可能です。
ポスティングの配布方法にもよりますが、DMの相場が一通あたり70円〜90円に対して、ポスティングの相場は3円〜10円になります。
必要な費用も把握しやすいため、ポスティングにあまり詳しくない方でも簡単にできる宣伝方法でしょう。
また、費用を抑えて宣伝・広告ができる点も、ポスティングの大きなメリットです。
チラシポスティングの基本戦略
ここからは、チラシポスティングの基本戦略について解説していきます。
ポイントは、以下のとおりです。
- 事前の情報収集から開始
- 配布先の基本は集合住宅
- 日曜から水曜の間で配布
- 効果を測定して次のポスティングにつなげる
詳しい内容について解説していきます。
①事前の情報収集から開始
チラシポスティングを継続的に成功させるには、しっかりとしたデータ分析が必要です。
そのためには、事前の情報収集が重要になります。
配布する地域の情報として、住んでいる方の年齢や性別、家族構成などを把握しておきましょう。
人口や年収に加え、すでにサービスを展開している地域であれば、会員比率なども有効なデータとなります。
必要な地域情報を可視化するには、GISソフトや商圏分析ツールの利用がおすすめです。
ポスティング後のデータと比較・分析し、さらに有効な戦略へとつなげましょう。
②配布先の基本は集合住宅
ターゲットに対して特に影響がない場合は、マンションやアパートのような集合住宅に向けてポスティングを実行しましょう。
集合住宅は、入り口付近にポストがまとめられているため、多数のチラシを効率的に配布できます。
一軒家に配布していくよりも、短時間で多くのチラシを届けられるのでおすすめです。
③日曜日から水曜日の間で配布
ポスティングを実行するタイミングについては、日曜日から水曜日の間がおすすめです。
ポスティングされるチラシの量は、木曜日から金曜日にかけて増加する傾向があります。
そのため、そのタイミングで投函すると、ほかのチラシに隠れてしまい視認率が下がってしまう恐れがあります。
特別な理由がない限りは、日曜日から水曜日の間を目安にポスティングを実行しましょう。
④効果を測定して次のポスティングにつなげる
事前の情報収集と同様に、配布後の効果測定は、ポスティングにおける重要なプロセスです。効果測定を綿密に実行することで、次のポスティングにつなげていきます。
この分析項目としては、配布後の収益やチラシの反響率などです。
事前情報も踏まえて、ターゲットや配布方法は適切だったか、費用対効果はどうだったかを確認していきましょう。
ポスティング業者を選ぶ際に注意したいポイント
続いて、ポスティング業者を選ぶ際に注意しておきたいポイントを紹介していきます。
具体的な内容としては、以下のようなものです。
- 料金の内訳やオプション価格
- 対応可能地域と提案能力
- 配布スタッフの管理と教育
各項目について詳細に解説していきます。
①料金の内訳やオプション価格
はじめに、ポスティングにかかる費用や料金の内訳、オプション価格についてです。
予算に見合った料金かどうかは、標準的なポスティングの反響率を参考にしましょう。
市場的な数値では、約0.1%が標準的なポスティングの反響率といわれています。
予算に見合った費用であっても、オプションの有無によって全体の料金が変動するケースもあります。
内訳が分かる見積書を作成し、最終的な費用を明確にしてくれる業者を選択しましょう。
②対応可能地域と提案能力
次に注意しておきたいのが、対応可能地域と提案能力になります。
対応可能地域については、全国対応可能となっていても「一部地域は除外」というケースもあるため、依頼の際には注意が必要です。
また提案能力については、地域データを参照しつつ効果的な配布方法の提案が可能かという点が重要になります。
先に解説したGISシステムを適切に使い、より多くのデータを把握している業者に依頼することが成功のポイントです。
③配布スタッフの管理と教育
最後の注意点は、配布スタッフの管理と教育についてです。
悪質な業者に依頼した場合、投函前のチラシ廃棄や法律違反などのトラブルに遭ってしまう恐れがあることを知っておきましょう。
ポスティング禁止地域の把握
ポスティングが法律違反となるケースは、ポスティング禁止地域にチラシを配布した場合です。
状況により、依頼した業者が住居侵入罪や軽犯罪に問われる恐れがあります。
配布スタッフが投函禁止地域を把握できるよう、しっかりとした教育を実施している業者に依頼する必要があります。
配布枚数の報告
配布枚数を正しく報告できない業者は、選択肢から外すべきだといえます。
配布後のデータを正確に割り出せないためです。
どこに何枚配布してどのくらい反応があったか、そういったデータを得るためにも適切にチラシの管理ができる業者を選びましょう。
おすすめのポスティング業者3選
最後に、おすすめのポスティング業者3社とプリントアースについて紹介します。
チラポス
チラポスは、大阪で最安値を実現している地域密着型のポスティングサービスです。
対応エリアは大阪市に限定されますが、その分地域情報に特化しており、豊富なオプションプランと合わせて無駄のない配布計画を立てることができます。
スタッフの管理も万全で、万が一クレームが発生しても当日中に責任者が対応し、迅速に解決してくれる安心のサービスです。
株式会社アド・バリュー
株式会社アド・バリューは、関西圏を中心にポスティングをメインとして販売促進活動をサポートしている会社です。
年収階級別世帯数推測データを利用し、宣伝効果を最大に得られるよう配布するエリアや方法を自由にカスタマイズすることができます。
配布スタッフの管理・教育も徹底されている上に、クレーム情報をデータベース化することでトラブルの抑制につなげている点も特徴です。
株式会社CHIRASHIWO
株式会社CHIRASHIWOは、印刷・ポスティング・サンプリングをワンストップで手掛ける企業です。
大阪・兵庫・東京に事業所を持ち、東京23区・横浜・千葉・大阪・京都・神戸市内などを対象としています。
GISシステムを利用することにより、ターゲットの占有率が高い地域に向けて効果的にポスティングを行うことが可能です。
プリントアース
印刷通販であるプリントアースでも、専門業者に劣らないポスティングサービスを提供しています。
対応エリアは全国で、研修を受けた配布スタッフが業務につくため、精微な配布が可能です。
GISデータベースを使って、最適な配布エリア・配布枚数の提案もいたします。
印刷のみならずデザイン制作サービスも備えているため、チラシによる宣伝・広告が初めてでも、低コストで効果的な施策が実現可能です。
まとめ
チラシをポスティングするメリットは、視認率のアップや対象を絞れる点などさまざまです。
ポスティングの基本戦略を理解して適切な業者に依頼できれば、チラシを配布していく中で継続的な宣伝効果にも期待できるでしょう。
業者選定のポイントは、サービス全体の費用・地域情報の把握・配布スタッフの管理や教育といった部分になります。
記事内で紹介したポイントをしっかり押さえて、自社のチラシポスティングを成功に導いて下さい。