チラシに協賛企業・団体を掲載する際、書き方を間違えて相手側に不快感を与えてしまわないかと悩んでいませんか。
支援の内容によって適切な表記の仕方は変わるため、協賛以外の表記方法も理解しておく必要があります。
そこで本記事では、協賛企業をチラシに掲載する方法について解説していきます。
主催・協賛・後援といった複数の企業を紹介する際の記載順も紹介していくので、ぜひ最後までご覧ください。
【 目次 】
チラシに協賛を掲載する前に知っておきたい基礎的な知識
正しい形で協賛を掲載するためには、どのような支援が協賛にあたるのか理解しておかなければなりません。
協賛の意味や支援の種類など、基礎的な知識から解説していきます。
協賛とは
協賛とは、ある計画・イベントなどの趣旨に賛同し、何らかの助力をする行為を指します。
協賛する側のメリットとして提示されるのは、さまざまなプロモーションによる認知拡大やイメージアップの効果です。
チラシへの掲載もそのひとつで、ポスターやパンフレット、Webサイトなどにも同時に掲載される場合もあります。
協賛の種類
協賛は支援の内容によって、以下の3つに分けられます。
- ・資金協賛・・・運営に必要な資金を提供
- ・物品協賛・・・運営に役立つ物品を提供
- ・広告協賛・・・広告枠を購入する形で資金を提供
さらに細かくタイプ分けすると、技術協賛・人的協賛・投与協賛も挙げられます。
協賛以外の表記方法
企業や団体をチラシに掲載する場合、協賛以外にもさまざまな書き方があります。
適切な表記を選択しなければ、相手に不快感を与える恐れもあるので注意しておきましょう。
協賛と混同しやすい用語について、ひとつずつ解説していきます。
主催
主催とは、運営の中核を担っている企業・団体を表す言葉です。
企画立案から実行までを担う、イベントの総責任者にあたります。
共催
ひとつのイベントを複数の企業・団体で運営する場合は、共催と記載します。
注意しておきたいのは、主催と共催を併記してしまうケースです。
言葉の意味合いからも誤りであり、掲載した企業・団体に対して失礼にあたる可能性があります。
主管
主管とは、運営に関わる実務を中心的に管理する企業・団体のことです。
具体的には、運営を委託された管理会社を指します。
後援
後援も人的・物品的支援を行う団体を指しますが、場所の提供や取材などと支援の範囲はかなり限定的です。
具体的な支援よりも社会的な信頼性を求める傾向が強く、主に地方公共団体や報道機関などに使用されます。
協力
協力とは、イベントに賛同した団体が情報や場所などを提供することです。
金銭的な支援があったとしても、協賛と比較すると少額であるケースがほとんどです。
施設の使用許可や物品の貸与など、特定部分のみ携わった対象に使用されます。
特別協賛
協賛の中でも特別に感謝を示したい場合は、特別協賛という表記をすることもあります。
協賛がいくつかある中で、最も大きな支援を受けられた企業・団体に対して使用される傾向です。
それぞれの意味を確認しておき、正確な表記を心がけましょう。
チラシに協賛を掲載するときの書き方・注意点
ここからは、チラシに協賛を掲載するときの書き方・注意点を解説していきます。
注意すべき内容を疎かにしてしまうと、支援を受けた企業・団体とトラブルが発生する恐れもあるため、しっかりと理解しておきましょう。
表記方法で責任の有無を示す点に注意する
協賛を含むそれぞれの表記が示すのは、運営への関わり方や支援の内容だけではありません。
責任の有無も明確に示されるため、チラシに企業・団体を掲載する際は十分に注意する必要があります。
責任があると示されるのは主催・共催・主管で、責任がないと示されるのは協賛・後援・協力です。
支援を依頼した企業・団体に不信感を与えないためにも、掲載する側は確実に理解しておきましょう。
掲載方法は事前に打ち合わせた内容に従う
協賛として企業・団体を掲載する場合、事前に打ち合わせた内容に従って表記する必要があります。
プロモーションを含むチラシへの掲載は、支援の対価として提供されるものです。
サイズや掲載場所も支援の内容によって変化するため、デザインの一環として決めていいものではありません。
協賛の企業・団体に伝えたイメージ通りの掲載方法を選択しましょう。
企業名・企業ロゴは正確なものを使用する
チラシに掲載する企業名・企業ロゴは、正確なものを使用しましょう。
間違いを防ぐためには事前の打ち合わせを念入りに進めたり、先方から画像データを提供してもらったりすることを推奨します。
データの入稿方法も規約に記載しておき、万が一企業名・企業ロゴが不鮮明な場合でも、相手側の理解が得られるよう準備しておきましょう。
主催や協賛も存在するときは表記の順番にも気を付ける
主催や協賛が混在するときは、一般的な表記の順番に従いましょう。
主催を最も上に記載し、協賛、後援の順で掲載します。
掲載する順番も意識しながらチラシ作成を進めましょう。
チラシ掲載後のマナーも徹底する
チラシ掲載後のマナーも徹底する必要があります。
報告書を作成して協賛のお礼状と一緒に担当者へ提出すると、感謝の気持ちを伝えられます。
また、報告書に集客数やアンケート結果を掲載しておくと、協賛側も費用対効果の分析が可能です。
良い結果が得られた場合は、次回の協賛にも期待できるでしょう。
まとめ
チラシに協賛を記載する際は、適切な表記になっているか確認しましょう。
協賛以外にも主催・後援・協力など、支援の内容によって書き方が異なるため注意が必要です。
また、責任の有無も明確に示されるため、表記を間違えると予期しないトラブルを招く恐れもあります。
言葉の意味を理解したうえでマナーを遵守し、支援をする側と受ける側の双方が気持ちの良いチラシを作成しましょう。
テキストを含めたチラシデザインの作成に不安がある場合は、プロへの依頼を検討してみてください。
プリントアースは、創業35年以上の技術とノウハウを併せ持つ印刷のプロで、専任デザイナーが丁寧にサポートするデザイン制作サービスも備えています。
チラシ印刷でのお悩み全般にご対応いたしますので、ぜひお気軽にお問い合わせください。