プリントアースブログ

先輩デザイナーが教えてくれたカラーリングの基本

2014.04.23

綺麗で見やすいチラシの色使いとは

綺麗で見やすい色使いはチラシの内容や使われる写真によって変わってきますが、基本的にはむやみにたくさんの色を使うとごちゃごちゃしてしまうので色数を少なくする、チラシのベースの色を決めてその同系色を使う等が簡単な方法です。今回は綺麗で見やすいチラシになるカラーの基本を3つ紹介したいと思います。が、その前に少し色彩の基本的なお話をします。チラシやポスター等は基本的にシアン(C)・マゼンタ(M)・イエロー(Y)・ブラック(K)の4色で印刷します。ただパソコンはレッド(R)・グリーン(G)・ブルー(B)の3色で表現していますので画面で表現できていても印刷するとくすんだ色になったりする事があります。また色相・彩度・明度という要素も覚えていると便利です。

 

カラーの3つの基本

【色相】・【彩度】・【明度】とは文字通りで【色相】は暖色系と寒色系に大別でき、【彩度】は鮮やかさを表し【明度】は明るさを示します。【彩度】が低いと白や黒、グレーになり【明度】が高ければ明るく、低いと黒っぽい色になります。さて、色使いの基本ですが【背景と文字色のコントラスト差を付ける】【明るさが近い色の組み合わせは避ける】【色んな色を必要以上に使わない】の3つを守るだけで紙面がまとまって見え、効果的に目立たせたい所が目立つようになります。【背景と文字色のコントラスト差を付ける】は例えば背景が黒色で上に黒色の文字を置くと見えませんが文字を白にするとはっきり見えます。逆に薄い灰色なら黒色の文字を持ってくるとコントラスト差を付けれます。

 

カラーの3つの基本2

【明るさが近い色の組み合わせは避ける】背景と文字の色を別のものにすればはっきりすると言いましたが、実は明るさが近い色の組み合わせの場合もチカチカしてとても見にくいものになります。例えばK50%のグレー背景にCM50パーセントの紫色の文字等がそれにあたります。3つめは【色んな色を必要以上に使わない】華やかな感じになるかと思いきや色数が多すぎると煩雑な印象を与えるので色数は少なめにしどうしても色がいる場合はグレー等の無彩色を使うと色数が増えた印象無く使えます。毎日綺麗なものを見て心にとどめるだけで随分色使いが変わってきますので一朝一夕には難しいですが綺麗な色使いになるように頑張りましょう。