「業務効率化のために封筒印刷にチャレンジしてみたけど上手くいかない」というような場合は、プリンター設定をチェックしてみましょう。
原稿のレイアウトが正しくても、プリンター設定が間違ったままでは、封筒印刷は上手くいきません。
そこで本記事では、封筒印刷のプリンター設定で注意すべきポイントについて解説いたします。
封筒印刷で起きやすいトラブルの対処法もあわせて解説いたしますので、ぜひ最後までご覧ください。
プリンター設定の前に封筒サイズを確認しよう
封筒印刷のプリンター設定で選択すべき項目は、印刷する封筒のサイズや仕様によって変わります。
使用する封筒に合った設定ができていなければ、封筒印刷はスムーズにいきません。
事前に印刷を行う封筒をチェックし、封筒印刷が上手くいかない原因を解消しましょう。
プリンター設定での封筒サイズ間違いを防止
印刷直前に行うプリンター設定では、封筒サイズを選択する項目が存在します。
給紙トレイにセットする封筒を確認して、正しい封筒サイズを選びましょう。
またセットする封筒の向きによって、選ぶべき封筒サイズが変わってくることもあります。
これらの設定を間違えていると、文字の上下が逆に印刷されたり、90度回転した状態で印刷されたりといった印刷ミスが起こってしまいます。
こういったトラブルを回避するためにも、印刷したい封筒のサイズや完成後のイメージは正確に把握しておきましょう。
フラップの仕様や窓枠の有無にも注意
封筒サイズと同様に注意しておきたいのが、フラップの仕様や窓枠の有無です。
フラップ部分にのりやシールがあることで、封筒のセット方法が変わるプリンターもあります。
のりやシール付きのフラップに対応していない機種もあるので注意が必要です。
窓枠付きの封筒は貼られているフィルムが熱に弱いため、透明部分がシワになったり溶けたりするおそれがあります。
印刷する封筒とプリンターが、対応可能なものであるか確認した上で印刷を行いましょう。
封筒印刷のプリンター設定で注意すべきポイント
それでは、封筒印刷のプリンター設定で注意すべきポイントについて解説いたします。
ポイントを押さえながらテスト印刷を行うことで、適切に封筒印刷を行えるようになるでしょう。
設定はプリンターのプロパティから行う
印刷に関するプリンター設定は「プリンターのプロパティ」で行います。
基本的な手順は以下のとおりです。
- 上部タブにある「ファイル」を選択
- 「印刷」を選択
- 「プリンターのプロパティ」または「詳細設定」を選択
使用しているアプリケーションによって、コマンドの名称や開くまでの手順が変化する場合もあります。
詳しい操作手順については取扱説明書を参照してください。
基本設定で正しい封筒サイズを選択する
「プリンターのプロパティ」または「詳細設定」を選択すると、「基本設定」や「ページ設定」などのタグがあるプロパティボックスが開きます。
「基本設定」にある「用紙サイズ」で、印刷に使用する封筒の正しいサイズを選択しましょう。
「用紙種類」や「カラー」の設定も忘れずに行ってください。
印刷の向きや原稿の回転機能をチェックする
「ページ設定」には印刷の向きを選択する「印刷方向」の項目があります。
原稿を回転させるためのチェックボックスもあるため、必要に応じてチェックを入れましょう。
封筒をセットした向きに合わせて、「180度回転」や「左右反転」を選択します。
使用するアプリケーションによって選択できる項目や名称が変化するため、詳細については取扱説明書の確認が必要です。
フラップに関する選択が必要な機種もあるので、事前に内容をチェックしておくことをおすすめします。
給紙トレイの選択も確認
「基本設定」で、封筒をセットした給紙トレイが正しく選択できているかチェックします。封筒印刷では手差しトレイを使用するケースも多いため、確認が必要です。
給紙トレイを自動で選択してくれる機種もありますが、念のためチェックしておきましょう。
ワードを使用する場合はページレイアウトでの設定も必要
ワードを使用して印刷する場合は、ページレイアウトでの設定も必要となるため、「レイアウト」から、「サイズ」と「印刷の向き」を正しく設定します。
同じレイアウトタブにある「余白」にも注意しましょう。
封筒印刷では「標準」よりも「狭い」を選択した方が、バランス良く印刷しやすくなります。
プリンターで封筒印刷ができない場合の対処法
最後に、プリンターで封筒印刷ができない場合の対処法について解説いたします。
よくあるトラブルの対処法について解説いたしますので、封筒印刷で困ったときはぜひ参考にしてみてください。
上手く給紙できない
封筒が上手く給紙できないのは、印刷先が紙ではなく袋状のものであるためです。
すぐにできる対処法として考えられるのは、封筒をセットする向きを変える方法です。
空気が抜けやすいように底からプリンターに入っていく形でセットするのが基本ですが、逆向きにして通してみることで上手くいく場合があります。
また、フラップの仕様も関係しており、フラップを閉じたり開けたりしてみるのもひとつの手です。
セット方法を変えると、原稿を回転させる必要性も出てくるため、プリンター設定の見直しとあわせて行いましょう。
封筒にシワが入ってしまう
封筒にシワが入ってしまう場合は、封筒のセット方法または封筒本体を再チェックしてみましょう。
正しいセット方法なのにシワが発生してしまう場合、封筒の向きを変えてみることで問題が解決できるケースもあります。
また封筒本体の波打ちやカールといった紙クセも、シワや紙詰まりの原因になりやすくなっています。
封筒のシワは、新しい封筒に交換する・封筒を捌いてクセを直す、といった手法で対処するのがおすすめです。
上下逆に印刷されてしまう
上下逆に印刷されてしまう場合は、封筒のセット方法や原稿の回転設定に誤りがある可能性があります。
プリンターの機種によっては原稿の回転が自動で行われるケースもあるため、取扱説明書を再度チェックしてみましょう。
原稿の回転機能が存在しない場合は、セットする向きを変えるしか対処法がありません。
プリンター設定で封筒印刷が選択できない
ごく稀にですが、プリンター設定で封筒印刷が選択できない場合もあります。
原因として考えられるのは、インストールされているドライバーの不具合です。
まずはお使いのドライバーが最新のものかチェックしてみましょう。
ドライバーの更新、または再インストールで問題を解決できる可能性があります。
まとめ
封筒印刷が上手くできない場合は、封筒のセット方法とプリンター設定を見直してみましょう。
封筒印刷で起こりうるトラブルは、この2点をチェックするだけで解決できる可能性があります。
封筒は紙と違って厚さが均一ではないため、プリンター内の搬送時にトラブルが起きやすくなっています。
そのため、セット方法の工夫と、それに伴うプリンター設定が問題解決の糸口となります。
「どうしてもトラブルが解消できない」「さらに負担を軽減したい」という方は、「プリントアース」の封筒印刷を利用してみてはいかがでしょうか。
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