封筒印刷のインク汚れで悩んでいる方はいませんか?
本記事では、封筒印刷のインク汚れを解消する方法を紹介していきます。
簡単に取り組める方法も多数あるので、ぜひ最後までご覧ください。
封筒印刷でインク汚れが発生する原因
封筒印刷でインク汚れのトラブルを防ぐためには、インク汚れが発生する原因について知る必要があります。
プリントヘッドやローラーの汚れ
インク汚れが発生する直接的な要因の一つに、プリントヘッドやローラーの汚れが挙げられます。
プリントヘッドやローラーに余計なインクが付着し、その部分が紙に触れることで、封筒上にも汚れが生じてしまいます。
封筒の厚み
封筒は、紙を折り合わせて作られているため、どうしてもある程度の厚みを持ってしまいます。
プリントヘッドやローラーが汚れていても、紙面にさえ触れなければ汚れは発生しません。
したがって、厚みのある封筒をプリンターに通すことは、インク汚れのリスクを高めることにつながるのです。
トナーの汚れ
コピー機を使っている場合は、トナーの汚れが原因となることもあります。
トナーの挿し直しで改善する場合もありますが、状況に変化がなければトナー自体の交換が必要です。
紙と接触する部分が汚れている
コピー機の場合は、紙と接触する部分全てに原因が潜んでいる場合もあります。
具体的には、原稿カバーや原稿台のガラス部分などです。
また、原稿カバーについているフィーダー部分が汚れの原因となっている場合もあります。
紙と接触する全ての部分のチェックが必要です。
封筒印刷のインク汚れを解消する方法
上記では、インク汚れが発生する原因について紹介してきました。
次に、実際にインク汚れを解消する方法を紹介していきます。
封筒がプリンターに対応しているか確認する
まずは用意している封筒が、印刷に使用しているプリンターに対応しているか確認しましょう。
適切な用紙を使用しないことで、印刷面の汚れやインクのこすれ・にじみが発生する恐れもあります。
対応していない封筒の場合は、対応可能な封筒と差し替えてみてください。
封筒の反りをなくす、または作る
封筒の四隅に反りがある場合、表面が汚れてしまう恐れがあります。
できる限り反りを直してから、再度印刷に取り組んでみましょう。
反りがないのに汚れが発生する場合は、逆に反りを作ることで封筒がうまく送られるようになり、状況が改善されることもあります。
封筒が湿っていたら交換する
封筒が湿っている場合も、インク汚れは発生します。
封筒が湿っていると、インクがぼやけた状態になってしまうため、注意が必要です。
また、用紙詰まりの原因にもなるため、湿った封筒の使用は控えましょう。
マンション名と郵便番号を省く
横書きの場合、プリンターヘッドの移動距離を縮めることで汚れが改善できる場合もあります。
具体的には、横書きの住所印刷においてマンション名と郵便番号を省きます。
マンション名と郵便番号を省いた表記でも問題はないため、横書きの場合は試してみましょう。
印字濃度を変更する
印字濃度が濃すぎる場合においても、インク汚れは発生します。
原因が特定できないときは、印字濃度の設定値を確認してみましょう。
高めに設定してある場合は、一度標準値まで戻してから封筒印刷を実行してみてください。
こすれ軽減機能を使用する
プリンターによっては、こすれ軽減機能を備えている機種もあります。
この機能を使うことで、インク汚れを改善できる場合もあります。
具体的な使用方法やリスクについては、使用しているプリンターの取扱説明書を参照してください。
ローラーやプリントヘッドを掃除する
インク汚れの直接的な原因と推測される、搬送ローラーやプリントヘッドを掃除する方法です。
搬送ローラーについては、機能として付いているクリーニングメニューを使用するパターンと、市販されているクリーニングシートを使うパターンの2つがあります。
クリーニングシートを使用する際は、いくつかの条件があるので取扱説明書を見て、理解した上でクリーニングに取り掛かりましょう。
プリンターヘッドについては、綿棒を利用して汚れを取り除き、用紙を支えるプラテンと呼ばれる部分も合わせて、濡らした布を固く絞って優しく拭いておきましょう。
封筒のセットする向きを変える
封筒のセットする向きを変えることでも、インク汚れを改善できる場合があります。
封筒の向きを変えることで、圧がかかっていた部分を変えることでインク汚れを解消します。
印刷する向きを回転させる設定が必要になるため、紙詰まりといった新たなトラブルが発生する恐れもありますが、試してみる価値はあるでしょう。
汚れる部分を付箋でガードする
どうしても汚れが改善できない場合は、汚れる部分にあらかじめ付箋を貼っておき、封筒表面をガードする方法で印刷を実行してみましょう。
付箋は、印刷が終了した後に剥がせば問題ありません。ただし、印刷中に付箋が剥がれることで、紙詰まりを誘発する恐れもあります。
付箋に粘着力があることを確認し、テストを何度か繰り返してから本番に臨みましょう。
プリンターの機種を変更する
プリンターの搬送経路として、用紙が前から入り前から出てくるタイプの機種は、封筒印刷に向いていません。
このタイプのプリンターで封筒印刷の汚れが発生する場合は、機種を変更することでしかインク汚れを解消する方法がない場合もあります。
これまで紹介してきた方法で状況が改善されないときは、別のプリンターでの封筒印刷を検討してみましょう。
イラストやロゴも含む場合はプロへの依頼を検討する
最後に提示するのは、プロへ依頼する方法です。
印刷を専門とする業者にお願いするため、インク汚れの防止だけではなく品質の向上にも期待できます。
特に、イラストやロゴを含む封筒印刷の場合は、専門業者への依頼がおすすめです。
封筒全体に柄が及ぶようなデザインの場合も、プロへの発注を検討しましょう。
プリントアースでは、ビジネスに使用するオリジナルデザインの封筒印刷も承っております。さまざまなサイズや種類の封筒印刷に対応が可能です。
印刷後に封筒へと加工するため、難易度の高い紙端までの印刷にも対応できます。
幅広いデザインの封筒が作成できるため、お気軽にお問い合わせください。
まとめ
封筒印刷で発生するインク汚れの解消方法について解説してきました。
どの方法も、インク汚れが発生する原因に基づいた対処法です。
プリンターの機種や印刷時の状況によっては、紹介した対処法が使えない場合もありますが、インク汚れにお困りの際は、今回紹介した対処法を試すことで封筒印刷におけるインク汚れ解消につながるでしょう。
どうしても汚れが改善できない場合は、印刷業者への依頼も検討してみてください。
また、印刷業者へ依頼することで、品質の向上を期待できるためおすすめです。