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チラシによる集客効果の特徴とは?測定方法や押さえておきたいデータも解説

2024.07.09

チラシを使った宣伝広告は、多くの商品やサービスで採用されていますが、実際にどれほどの効果が見られるのか不安な方も多いでしょう。

チラシを使った集客には、実際にしっかりとしたメリットがあり、正しい手法を取れば高い効果が期待できます。

そこで本記事では、チラシの集客効果や測定方法、測定に必要なデータについて解説していきます。

チラシの効果が出にくい原因についても解説しているので、ぜひ最後までご覧ください。

 

 

チラシによる集客効果の特徴とメリット

 

それでは、チラシによる集客効果の特徴とメリットについて解説していきます。

インターネットの普及やデジタル化が進む中で、チラシのような紙を媒体とした宣伝広告が残っているのはなぜでしょうか?

その理由は、次に解説していく4つのポイントにあります。

 

特定地域に特化してアピールできる

チラシのメリットは、特定地域に特化してアピールできる点にあります。

新聞折込やポスティングなどのサービスを使うことで、地域やターゲットを絞って情報を届けることが可能です。

Web広告でも特定地域への発信は可能ですが、情報を不必要とする方にもアプローチしてしまうことがあります。

チラシの最大の魅力は、情報を届けたい対象のみへアプローチする力が強い点だといえるでしょう。

 

インターネットの有無に関係なくアピールできる

紙を媒体とするチラシは、インターネットの有無に関係なくアピールできる点もメリットです。

インターネット環境が一般的になっている中でも、テレビや雑誌を中心に情報を得ている方もいるのではないでしょうか。

チラシは、宣伝のターゲットとする中にインターネットをあまり使わない方がいても、取りこぼさずに情報を届けられるのです。

 

情報訴求の効果を維持しやすい

チラシは、破棄されない限り手元に残り続けます。

Web広告は、表示されている間にしか訴求効果が発生しませんが、チラシであれば破棄しない限り何度でも読み返してもらうことが可能です。

このように、情報訴求の効果を維持しやすいという点もチラシの見逃せない強みといえます。

 

集客効果が短期間で期待できる

短期間のうちに集客効果が期待できる点も、チラシという広告手段の特徴です。

Web広告は、インターネットを利用した各種サービスをきっかけとして対象の目に届きますが、チラシはダイレクトに情報を届けることができます。

そのため、セールのような期間が指定されているサービスの認知にも最適です。

新商品の発売日といった場面においても、高い集客効果を期待できます。

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チラシ効果を測定する方法と測定に必要なデータ

続いて、チラシ効果を測定する方法と測定に必要なデータについて解説していきます。

実際にチラシを作成する前の段階で知っておくべき知識となりますので、しっかりと理解しておきましょう。

 

チラシ効果を測定する方法

まずチラシ効果を測定する方法について、以下のような手段が考えられます。

  • クーポンや引換券を付属する
  • 問い合わせ用の電話番号を記載する
  • QRコードを記載する
  • アンケートに答えてもらう

 

チラシ効果を正しく測定するためには、自社の商品やサービスに向いている方法を選択しましょう。

それでは、各内容についても詳しく見ていきましょう。

 

クーポンや引換券を付属する

クーポンや引換券をチラシに添付することで、効果を測定できます。

チラシを見て商品やサービスの購入を考えた方は、クーポンや引換券を使用する可能性が高いです。

したがって、回収したクーポンや引換券の数を把握することで、具体的なチラシ効果が確認できます。

また、クーポンや引換券のデザインを変えたり、番号を記載したりすることで、同じ期間内であっても複数のチラシ効果を測定できます。

 

問い合わせ用の電話番号を記載する

商品やサービスの種類ごとに、問い合わせ用の電話番号を記載する方法もあります。

この場合は、通常の問い合わせと区別するために、代表番号とは別の電話番号を記載しましょう。

こうすることで、かかってきた電話によってチラシを見てもらったことが分かり、反響数として確認することが可能です。

 

QRコードを記載する

チラシにQRコードを記載しても、反響数を確認できます。

この方法は、商品やサービスを紹介する専用ページを用意し、そこへのアクセスをQRコードのみとすることで反響数を取得していくやり方です。

これらの仕組みは、比較的安価に導入できる点が魅力ですが、QRコードを読み込むといったデバイス操作を苦手とするターゲット層にはおすすめできません。

 

アンケートに答えてもらう

商品やサービスを見てもらった際に、アンケートへの記入をお願いする方法です。

来店や購入のきっかけを伺う設問の選択肢に「チラシ」と入れることで、チラシによる反響数を測定できます。

この方法の利点は、反響数以外にもさまざまな情報を把握できることです。

アンケートには、年齢や職業、その他さまざまな質問を設けられます。そのため、チラシに興味を持ってもらえた方の属性・チラシ以外のきっかけ・満足している部分などが分かり、リピート率の向上や新たな顧客の開拓にもつながります。

 

チラシの効果を測定するために必要なデータ

ここからは、チラシの効果を測定するために必要なデータについて解説していきます。

押さえておきたい項目は、以下のとおりです。

  • チラシを配布した際の情報
  • 反響率
  • ROI

 

次に作成するチラシの効果を高めるためにも必要な情報ですので、正確に割り出した上で入念な分析が求められます。

それでは各内容について、詳しく解説していきましょう。

 

チラシを配布した際の情報

データ分析の基本となるのが、チラシを配布した際の情報です。

特に、以下のようなポイントについては詳細に記録しておきましょう。

  • チラシの内容と目的
  • 配布日
  • 配布範囲と部数、その手段
  • 作成から配布までにかかった費用
  • 添付したクーポンや引換券の内容

 

また、配布前と配布後の売上や来店数を記録しておくと、費用対効果という目線での分析も可能になります。

 

反響率

反響率とは、チラシ効果を測定するための指標となるものです。

ここでの反響率とは、配布したチラシをきっかけに何らかの行動を起こした方の割合になります。

反響率は、以下の計算式によって導き出されます。

 

反響率(%)=反響数÷配布数×100

 

例えば、2万枚のチラシを配布して20件の反応があった場合の反響率は0.1%です。

チラシにおける平均的な反響率は0.01〜0.3%といわれていますが、何を反響数として設定するかによっても反響率は変化します。

効果測定を繰り返し行い、自社サービスの平均反響率が見えてくれば、そこに平均顧客単価をかけ合わせることで想定売上の算出も可能です。

チラシの場合は、ある程度の期間手元に保管してアクションを起こすケースもあるため、期間限定セールといった内容でなければ2週間ほど期間を置いてから検証を始めましょう。

 

ROI

反響率とは別に、チラシ効果の目安となるのがROI(投資利益率)です。

ROIにおいては、数値が高いほど効果があったと判断でき、マイナスの場合は利益を生み出せなかったということになります。

ROIの算出には、以下の計算式を使います。

 

ROI(%)=利益÷投資額×100

 

チラシの場合、利益の部分は「反応数×平均利益単価-チラシ作成にかかった費用」となります。

投資額には、チラシ作成にかかった費用をそのまま当てはめればOKです。

ROIを活用すると、施策ごとに費用対効果が図れるため、チラシごとの評価や比較がしやすくなります。

 

チラシ配布の効果が出にくい原因

 

チラシを配布しても、商品やサービスの購入にあまり成果が出ないこともあります。

さまざまな理由や原因があると推測できますが、まず以下のポイントをチェックしてみてください。

 

配布エリアの情報不足

最初に、ターゲットに情報が届いていない可能性、すなわち配布エリアの情報不足を疑ってみましょう。

チラシの場合、商品やサービスを購入してくれる見込み客をターゲットに設定していることが多いです。

しかし、配布エリアの情報不足により、ターゲットが少ない場所に配布してしまうと、チラシの効果は限定的となってしまいます。

チラシのメリットとして、特定地域に特化してアピールできる点が挙げられましたが、エリア情報の精査が足りなければ、期待する効果は発揮できないため注意しましょう。

 

配布回数が少ない

配布回数が少ないことも、チラシの効果を発揮できていない原因となり得ます。

ターゲットの状況によっては、チラシから興味を持ってもらえても、実際の行動に移せない場合があります。

配布エリアの情報にも過不足がなく、チラシのクオリティが高くても、運的要素で情報が伝わらない恐れもあります。

1回限りの配布ではチラシの効果が測定しづらい点を理解し、継続的に配布に取り組んでいくことも一つのポイントです。

 

制作費用が高額

最後の原因は、ROIで判断した場合に効果が出ていないパターンです。

チラシ作成の費用が高額になると、求めるべき利益も高額になって結果的に効果が出ていないという判断になります。

つまり、反響があって売上がアップしても、費用対効果が見合っていないのです。

チラシ効果は、必ずしもチラシ作成にかかった費用とは等しくならないため、費用対効果を考えた予算で計画を進めていきましょう。

 

まとめ

 

チラシ効果を測定するためには、自社の商品やサービスに合った適切な方法で、必要なデータを取得していかなければなりません。

また、チラシ作成に伴う予算の精査や、配布エリアの情報収集、チラシの枚数管理なども、正確な効果を測定するために必要な工程です。

プリントアースでは、チラシデザインの制作サービスの他に、新聞折込やポスティングサービスも提供しています。

集客しやすい地域や配布部数についてもしっかりとアドバイスさせていただくので、チラシ効果でお悩みの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。

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