新聞の折り込みやイベント集客で配布される「チラシ」「フライヤー」などとさまざまな呼び方がありますが、厳密にはどんな違いがあるのでしょうか?
今回は、「チラシとフライヤーの違い」や類似物である「ビラ」「パンフレット」などについて解説します。
これからフライヤーを印刷したい方は、ぜひ参考にしてみてください。
【 目次 】
チラシ・フライヤー・ビラ・リーフレットの違いとは?
それぞれの印刷物について、なぜ呼称が違うのでしょうか。
まずはそれぞれの名前の違いについて解説します。
チラシとは
チラシの語源は、「散らす」だと言われています。
酢飯の上に錦糸卵や海苔、干瓢、海老などを具にして散らした「ちらし寿司」などが同じ語源です。
最初に用いられたのは安土桃山時代まで遡り、安土城下の楽市においてチラシにあたるものが撒かれていたと伝えられています。
また新聞に折り込まれたのは、1872年の東京日日新聞「新聞附録」が最初と言われています。
フライヤーとは
フライヤーは、「Flyer(空を飛ぶもの)」が語源です。
アメリカでは昔飛行機やヘリコプターを用いて空からチラシをばらまく広告方法があり、そのチラシがフライヤーと呼ばれていました。
今では安全性の観点から飛行機からは配布されなくなったフライヤーですが、現在ではイベント告知やラックなどに設置され、お洒落な配布物として利用・呼称されています。
一般的にチラシはA4、フライヤーはA6サイズになる違いがあり、フライヤーの方がより厚手の紙で印刷されます。
ビラとは
他にもチラシに類似するものとして「ビラ」があり、語源は「紙片のびら」または「擬音語のビラビラ」が由来とされています。
紙のサイズなどの大きな違いはありませんが、人目につく場所・壁に貼る印刷物のことを「ビラ」と呼ぶことが多いようです。
リーフレットとは
最後に「リーフレット」について解説いたします。
リーフレット(Leaflet)は、英語の「Leaf(葉っぱ)」と「Let(小さい)」を組み合わせた言葉が語源とされています。
会社案内や製品紹介などのパンフレットを1枚にまとめた印刷物「リーフレット」、2つ折り・3つ折り・観音折り・ジャバラ折りなど加工をして仕上げるのが特徴です。
チラシやフライヤーのデザインにおけるポイント
ここでは、チラシやフライヤーのデザインについて解説いたします。
情報内容に優先順位をつけておく
チラシやフライヤーは1枚に情報を盛り込むため、情報の優先順位をつけることが大切です。
紙面の大きさが限られるため、伝えたい情報のメリハリをつけてレイアウトを考えましょう。
タイトルは短くキャッチーなものにする
チラシやフライヤーのタイトル・コピーは、人目でわかるキャッチーなものを考える必要があります。
チラシやフライヤーは1度見れば捨てられる可能性が高いため、インパクトのある短い言葉を用いて記憶してもらえるようにしましょう。
一目でイメージが伝わるようなビジュアルにする
チラシ・フライヤーは、目の引く写真やイラストを活用して、一目でイメージが伝わるデザインにすることが大切です。
デザインや集客したい顧客層を意識して、イメージを伝えやすくしましょう。
また目を引くデザインは、集客率が上がったり、ブランド力が高まったりします。
逆にぼやけたデザインだと、伝えたいコンセプトや場所・時間などの情報が分かりづらくなるので注意が必要です。
チラシ・フライヤー作成の流れ
以下では、印刷物をつくる工程について解説いたします。
- 企画
- 準備
- 制作
- 印刷
各工程の注意点を覚えておきましょう。
企画
まずは、どのようなチラシ・フライヤーにするのかターゲットや目的を決めましょう。
訴求したいターゲットと渡したい目的を最初にしっかりと決める事で、最終的な仕上がりが良くなります。
準備
企画内容から、載せたい写真や文章、イラストなどの素材を用意しましょう。
準備段階で大まかなラフを用意できれば、この後の制作が思うように進むので、しっかりと集めましょう。後から追加で集めなおすと、余計時間がかかってしまいます。
制作
ラフ・準備した素材を利用して、印刷用のデザインデータを作成しましょう。
制作の際には文章・イラスト・コピーなどを組み合わせて、インパクトあるキャッチ―なデザインにするのがおすすめです。
また余白・スペースを効果的に作ってバランスを取ったり、フォントや色使いに統一感を出したりして、伝えやすくしましょう。
そして印刷するサイズに合わせて、伝えたい情報を盛り込みましょう。
印刷
チラシ・フライヤーの印刷では、枚数によってコストが大きく異なってきます。
おおよそのコストの目安は、下記の通りです。
- 1〜100枚程度:自宅、企業での印刷で対応可能
- 100枚以上:印刷業者に依頼がベター
100枚以下であれば、自宅や企業で印刷した方がコストも小さく、自分のペースで印刷を終わらせることが可能です。
一方、枚数が多くなると印刷業者に依頼した方がコストを抑えることができます。
状況に合わせて印刷方法を決めましょう。
まとめ
「チラシ」「フライヤー」は高いデザイン性・インパクトが必要です。
上記を参考にして、自分自身にピッタリな印刷物を作ってみましょう。
チラシ・フライヤーの作り方やコツを事前に理解しているかどうかで、チラシ・フライヤーへの反応率は大幅に変わります。
作り方やコツを理解していなければ、ユーザーの興味を引けないフライヤーになってしまう可能性があるのです。
プリントアースであれば、デザインがお洒落で、目を引くチラシ・フライヤーを作るノウハウも豊富にあります。
これからチラシ・フライヤーを作成する方だけでなく、すでに作成済みのチラシ・フライヤーに納得ができていないという方もお気軽にプリントアースにご相談ください。