封筒印刷は封筒への宛名書きや差出人の記載を効率化するものですが、封筒印刷ができるソフトを使用することによって、より効率的かつ簡単に作業を進めることが可能です。
そこで本記事では、封筒印刷に対応した宛名書きソフトを紹介し、特徴やメリットについて解説していきます。
記事の最後にはWordを使った封筒印刷の手順も紹介しているので、ぜひ最後までご覧ください。
【 目次 】
封筒印刷ができる代表的な宛名印刷ソフト7選
それではまず、封筒印刷ができる代表的な宛名印刷ソフト7選を紹介していきます。
今回ピックアップしたのは以下のソフトです。
- Excel
- Word
- 二刀流宛名印刷
- はがき作家 Professional
- 筆まめ
- 筆王
- 宛名職人
続いて各ソフトの特徴について解説していきます。
Excel
最初に紹介するのはMicrosoft社が提供している表計算ソフト「Excel」です。
「Word」と「Excel」を併用して封筒印刷を行うイメージですが、細かくレイアウト設定をすることで、Excelのみでも可能となります。
細かいレイアウト設定が苦手でも、テンプレートを利用すれば誰でも簡単に封筒印刷を行うことができます。
「Excel」のみを使った封筒印刷の詳しい方法はこちらを参考にしてください。
Word
Microsoft社が提供する文書作成ソフト「Word」も、封筒印刷ができるソフトです。
「Excel」と併用すれば住所管理が楽になり、データの差し込みも楽に行えます。
加えて一度型を作ってしまえば、その後は手間をかけることなく封筒印刷が可能です。
「Word」を使った封筒印刷の手順は、本記事の後半で解説します。
二刀流宛名印刷
封筒印刷ができるフリーソフトとして知られるのが、「二刀流宛名印刷」です。
ビジネスとプライベート、それぞれの住所録をまとめて管理できる仕様になっています。
封筒以外にも年賀状・はがきに対応しており、プレビューで確認しながらの宛名書き印刷が可能です。
はがき作家 Professional
はがき作家 Professionalは、宛名書きフリーソフト「はがき作家 Free」の有料製品版です。
無料版で制限されている機能がすべて使用することができ、用紙サイズの一覧に封筒が含まれています。
対応可能な封筒サイズも24種類とかなり豊富で、機能性も高いソフトです。
筆まめ
「筆まめ」はソースネクストが提供する有料の年賀状ソフトとなります。
宛名書きソフトを初めて使う場合でも、きれいな年賀状を簡単に作成できると好評です。
対応用紙の数が5,045種もあるため、各種封筒のサイズもしっかりと含まれています。
ネットプリントやコンビニプリントに対応している点も魅力の一つです。
筆王
「筆王」も筆まめと同じくソースネクストが提供している、はがき・年賀状ソフトです。
筆まめとの違いは、多彩な画像編集機能と豊富なデザインツールにあります。
写真取り込みも可能で、オリジナルの年賀状作成に向いている機能的なソフトです。
さまざまなテンプレートも収録していて、そのなかに封筒も含まれています。
宛名職人
宛名職人もソースネクストから提供されているソフトで、さまざまな封筒サイズに対応しています。
会社名や役職など記載すべき内容をバランスよく配置してくれるので、非常に美しい宛名書きを実現してくれるソフトです。
実は封筒印刷ができない宛名印刷ソフト
封筒印刷ができるように見えて、実は不可能な宛名書きソフトもあります。
はがき作家 free
先に紹介した「はがき作家」無料版ですが、こちらは封筒印刷に対応していない仕様となっています。
年賀状・喪中はがき・普通はがき・季節の挨拶状のみで封筒印刷はできません。
インターネット上では誤った情報も見受けられたので注意が必要です。
はがきデザインキット(日本郵便)
はがきデザインキットは日本郵便が提供している年賀状作成サービスです。
こちらも年賀状作成はできますが、封筒印刷には対応していません。
インターネット上で誤った情報が見受けられたので、注意しておきましょう。
封筒印刷をするための宛名印刷ソフトの選び方
ここでは、封筒印刷を目的とした宛名印刷ソフトの選び方について解説します。
重視したいのは以下の4点です。
- 操作性
- 幅広い用紙に対応しているか
- OS環境
- 機能性
操作性
第一に注目するところは、操作方法が分かりやすく、使い方のマニュアルが完備されているかです。
効率性を求めてソフトを利用しているのに、スムーズに印刷できない、あるいはソフトの操作方法を自分で調べないといけないケースも見受けられるので、サポート内容はしっかりと精査するべきでしょう。
幅広い用紙に対応しているか
封筒印刷を目的としたソフトの選び方ですので、封筒印刷に対応していることが大前提だと言えます。
そのほかにも、幅広い用紙に対応していれば、別の業務やプライベートの宛名書き作業にも役立つ可能性があるでしょう。
そのため、さまざまな場面で利用できるソフトの方がおすすめです。
OS環境
封筒印刷ソフトが対応しているOS環境もしっかりと確認しておきましょう。
手に入れてから使用できないとなってしまうと、意味がありません。
機能性
利用可能なフォントの種類が多かったり画像編集機能があったりすると、封筒印刷以外の場面でもより便利に使用できます。
そのため、テンプレートや使用できる素材の数にも注目しておいたほうが良いと言えるでしょう。
Wordを使った封筒印刷の手順
最後に、Wordを使った封筒印刷の手順について解説します。
以下は簡易的な手順ですが、詳細な情報が必要な場合は、別途記載された記事を参照してください。
手順1.レイアウトの設定
最初に、レイアウト設定タブより用紙のサイズ・印刷の向き・余白を設定します。
用紙のサイズは任意の封筒サイズを選択し、余白については「狭い」を選択しておきましょう。
手順2.印刷情報を入力
次に、プレビュー画面を見ながら宛名書き情報を入力していきます。
Excelで作成した住所録がある場合、データを差し込んで一括印刷することも可能です。
手順3.プリンターの設定
最後に、印刷前のプリンター設定を行います。
ファイルタブから印刷、続いてプリンターのプロパティを選択しましょう。
基本設定タブより給紙方法・用紙サイズの設定を確認し、問題がなければ印刷ボタンを押して印刷開始です。
Wordを使った封筒印刷の詳しい手順はこちらを参照ください。
まとめ
封筒印刷に対応したソフトウェアは数が限られていますが、適切なソフトウェアを選ぶことで満足できる結果を得ることができます。
宛名書きソフトが封筒印刷に対応しているかどうかは異なる場合がありますので、使用する前に確認することが重要です。
ネット印刷を利用すれば、自分の手を煩わせることなく美しい仕上がりの封筒を入手できます。
また、プリントアースではオリジナル封筒の作成も受け付けており、テープ加工や糊加工などのオプションも選ぶことができますので、ぜひご検討ください。