夏に向けた販促ツールとしておすすめするのが、オリジナルの紙製うちわです。
印刷可能な範囲が広く、イベントに合わせて様々な形を選ぶこともできます。
本記事では、紙製うちわが持つ販促ツールとしてのメリットや、プリントアースで選択できる多彩な紙製うちわの形状を紹介していきます。
紙製うちわに使用できる用紙の特徴についても解説していくので、ぜひ最後までご覧ください。
紙製うちわの主な種類と歴史
最初に紙製うちわの主な種類と歴史について解説していきます。
うちわは主に3種類に分類される
日本における伝統的なうちわは、主に3種類とされています。
それらは日本三大うちわと呼称され、現在も多くの愛好家から支持されています。
丸亀うちわ(香川県)
国内シェアの90%以上を占め、年間で一億本以上生産されているのが香川県の「丸亀うちわ」です。
経済産業大臣が指定する伝統的工芸品に選ばれた実績もあります。
うちわは1本の竹から生み出され、柄の仕様によって「平柄うちわ」「女竹丸柄うちわ」「男竹丸柄うちわ」などに分けられます。
京うちわ(京都府)
竹で作成された細骨を放射状に並べたうちわ面に、別で作った柄を後から組み合わせた「挿し柄」構造のうちわを、「京うちわ」と呼びます。
古い時代の宮廷でも用いられており、細骨の数が多いほど高級品とされるのが特徴です。
その時代の権力者へ献上品として送られるような、特別な一品とされていた過去があります。
房州うちわ(千葉県)
房州うちわは、千葉の代表的な伝統工芸品として作られているものです。
48から64等分に割いた骨を糸として編んで作られる、格子模様の美しい「窓」が房州うちわ最大の魅力となります。
実用品とは別に、装飾品としてのうちわが愛用されるようになってからは、楕円形のものや持ち手に竹の根の部分を取り入れたものなど、珍しいうちわも作成されています。
うちわの歴史と名前の由来
次にうちわの歴史と名前の由来について解説していきましょう。
うちわの起源は、紀元前3世紀の中国から伝わった翳(さしば)とされています。
語源については諸説あるとされていますが、虫を払ったり災いを打ち払ったりすることを表す打羽(うちわ)から変化したとされているようです。
古墳時代
先に解説した翳(さしば)は、古墳時代に伝わったとされています。
翳(さしば)を象ったと思われる埴輪も出土しており、現在のうちわとは異なる形でした。
平安時代
平安時代の初期には、小型の翳(さしば)をうちわと呼ぶようになっていました。
現代と同じような使われ方もありましたが、ほとんどは権威を示す道具として使われていたようです。
戦国時代
戦国時代のうちわは、主に軍配団扇としての形で利用されていました。相撲で行司が使う軍配は、この時代の軍配団扇を模したものです。
軽く使いやすさを求めて、骨と紙による構造に変化していった時期でもあります。
江戸時代
江戸時代に入ると技術が発達し、一般の人たちにもうちわが浸透していきます。
現代と変わらぬ使い方になり、日常生活のさまざまなシーンでうちわが使われるようになりました。
浮世絵や役者絵などが描かれるようになり、楽しむための道具としても広く普及していきます。
明治時代
明治時代に入ると、うちわが海外の評価を得て、輸出品として扱われるようになります。
この頃には広告媒体として利用されるうちわも登場しており、企業のPRに繋がるメッセージを紙面に印刷し多くの人に配るといった手法が取られていました。
紙製うちわを販促ツールとして使うメリット
紙製うちわを販促ツールとして使うメリットとはどのようなものでしょうか。
以下にまとめましたので、検討時の材料としてぜひ参考にしてみてください。
実用性が高く捨てられにくい
夏におけるうちわの実用性は高いため、すぐに捨てられる可能性が低いです。
そのため、チラシとしての機能を長い時間保持できるので、販促ツールとしてのメリットはかなり大きいです。
環境にも配慮できる
紙のみで作られたうちわは、環境にも配慮した商品だといえます。
循環型社会の形成を目指す上でも、紙うちわのようなリサイクル可能な素材は率先して使われるべきです。
かさばらないので保管もしやすい
紙うちわは厚みがなく、かさばらないので保管もしやすいです。
ひとつの箱に詰められる数も多く、広大な保管スペースもあまり必要としません。
大量に配布したいときに最適な素材となります。
紙製うちわで使われる用紙の特徴
紙製うちわで使われる用紙の特徴について解説していきます。
コート紙
コート紙は紙の表面を滑らかに塗工した印刷用紙です。
光沢に優れており、高い発色性能を備えています。
選択肢としておすすめの用紙ですが、筆記用具による書き込みを苦手とする点には注意が必要です。
マットコート紙
マットコート紙の特徴は、コート紙の光沢を少し抑えたような落ち着いた印象で、高級感があります。
コート紙と比べて発色性が少し劣りますが、筆記性に関しては優れています。
価格はコート紙と同程度です。
上質紙
上質紙は表面が塗工されていないコピー用紙のような印刷用紙です。
くすんだ印象で発色性能も低いですが、筆記性については抜群の性能を誇ります。
インクによるにじみが出るため、想定したデザインにならないこともあるのが懸念点です。
特殊紙
特殊紙とは、手触りや表面の見た目を変化させた印刷用紙のことです。
色やデザインに優れており、「キラキラした紙」「凹凸のある紙」「模様のある紙」などが存在します。
インパクトはありますが価格が高く、完成させるにはしっかりとした準備が必要となります。
コートカード(プリントアース取り扱い用紙)
コートカード紙は、厚みとコシがあり、白色度と印刷の再現性に秀でた用紙です。
カタログ・パンフレット・パッケージなど、幅広い範囲で使われています。
スノーブル(プリントアース取り扱い用紙)
インクのにじみを抑えたいなら、スノーブルの使用がおすすめです。
筆記性も良く、スムースな肌合いに画用紙のような風合いが特徴の印刷用紙となります。
プリントアースでは9種類の形状をご用意
最後にプリントアースでご用意している紙製うちわの形状9種類について紹介していきます。
さまざまな選択肢があるため、どのようなイベントにもお選びいただけます。
特殊なDM(ダイレクトメール)として使用する方法もおすすめです。
ノーマルタイプ(指穴なし)
指穴がない直径200mmの円形紙製うちわです。
DMやフライヤーとしても利用可能なノーマルタイプの形状になります。
指穴ありタイプ
ノーマルタイプに直径30mmの指穴を設けたタイプです。
指穴が開いた状態で納品されるため、すぐにうちわとして利用できます。
クーポンタイプ
指穴部分が4点止めで設計されており、指で押すとくり抜くことができます。
くり抜いた部分は、当たり券やクーポンとして利用することも可能です。
ハート形タイプ 指穴あり
ハート型のうちわに直径25mmの指穴を設けたタイプです。
女性向けや可愛さをイメージするイベントに最適となります。
ライブ・音楽フェス・コミケなどにもおすすめです。
楕円型タイプ 指穴あり
楕円型タイプですが、丸みを帯びた四角形に近い形状となっています。
デザインがしやすく、指穴ありで届いてすぐ使える点が特徴です。
扇子型タイプ 指穴あり
扇子型のうちわに直径30mmの指穴を設けたタイプです。
扇子形状のため扇ぎやすく、コンパクトで持ちやすい点がおすすめポイントとなります。
和のイメージを打ち出したいイベントにも最適です。
ユニフォーム型 指穴あり
ユニフォーム形状で、指穴ありのタイプです。
野球やサッカー、バスケットボールなどの応援イベントにおすすめとなります。
サポーター向けの情報を裏面に印刷するといった使い方も可能です。
パンダ・くま型 指穴あり
パンダや熊を連想させる、丸耳の動物を模した形状の紙製うちわです。
動物園や遊園地、子ども向けのイベントで大活躍します。
いぬ・ねこ型 指穴あり
こちらは犬や猫を連想させる、三角耳の動物を模した形状になります。
ペット関連のイベントや、アミューズメント施設での利用を想定した紙製うちわです。
まとめ
うちわの歴史は古く、日本人にとって馴染みの深いアイテムです。
近代に入ってからは、夏の販促ツールとして注目されています。
プリントアースの紙製うちわは、リサイクル可能で、時代に即した環境配慮商品となっています。
さまざまな種類をご用意しているため、どんなイベントでもご利用可能です。
夏季シーズンの人気販促商品であるプリントアースの紙製うちわを、この機会にぜひご利用ください。