に(印刷DTP用語集)

ニアレストネイバー法
Photoshopで画像の解像度(ピクセル数)を変更する方法のひとつです。元々ない色のピクセルは新たに生成せず、もっとも近いピクセルで間を埋めます。輪郭がギザギザになるが、線画の拡大などに効果的なこともあります。
ニスびき
印刷物の表面に光沢を与える艶出し塗料を塗布して、表面を保護するために塗膜を形成する加工のこと。 汚れや退色を防ぎ、耐久性を高める効果もあります。オフセット印刷機にニスコータを取り付け、4色印刷と同時にニスを塗布するインライン方式と、オフラインのニス引き機やグラビア印刷機を使った方式があります。塩化ビニールなどの溶剤を使った「ビニール引き」やPP加工が登場してからは、ほとんど使われなくなっています。
日本銀行券
日本銀行が発行する紙幣。過去に発行されたもので、現在使用可能な紙幣も含みます。製造しているのは独立行政法人国立印刷局です。凹版印刷や透かし入れ、マイクロ文字、特殊発光インキ、深凹版印刷、潜像模様、パールインク、ホログラム印刷など、偽造防止を図るためのさまざまな印刷技術が施されています。
入稿
印刷所へ原稿を送ること。本来は、編集者またはデザイナーが組版部門に指定とともに原稿を入れることを指します。現在では次の段階の作業をする人に原稿を渡すこと一般を指すことも多い。編集者がデザイナーに文字原稿や写真を渡すデザイン入稿(レイアウト入稿)、写真や色を指定して製版のための材料を担当に渡す製版入稿などがあります。「出稿」(原稿を出す)と同じ意味です。「にゅうこう」が一般的だが、「いれこう」という場合もあります。電子データによる入稿は「電子データ入稿」と呼び、そのままの状態でフィルム又は刷版などに出力できる状態の組版・製版処理済みの電子データを入稿する場合は「完全データ入稿」と呼びます。ある程度の組版・製版処理が電子データで行われているが、文字の修正、画像データの差し替え・修正などを行う必要がある状態での入稿は、「準完全データ入稿」「未完成データ入稿」などと呼ばれます。

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