や(印刷DTP用語集)

焼き落とし
平版の刷版を製版する場合、不要な絵柄、濃度管理用ケージ、見当合わせ用トンボ、汚れの原因になる非画線部など、原版で不必要な部分をマスクを使用して露光・消去します。必要な画線部以外の汚れを、印刷する際に、できる限り除去するために行います。
焼き込み
原板を密着または拡大・縮小して露光する際、感光膜を有する版材・フィルム・印画紙などに、原板の持つ階調を意図的に変化させるために露光量を調整することをいいます。
約物
句点、読点、括弧類などの記述記号の総称で、もとは印刷用語で「しめくくるもの」の意味。参照符、数字記号、化学記号などは「記し物」といい区別します。
ヤレ
印刷物を作る過程で、無駄になってしまった用紙のこと。ヤレは、印刷の際に見当合わせや色調整で使用した用紙を指すことが多く、印刷はされていても製品にはなりません。この紙は必ず発生するものなので、印刷会社では実際の印刷に必要な用紙よりも多く紙を仕入れます。これを予備紙といいます。また印刷工程に入る前に発生するヤレもあります。例えば用紙販売会社から紙を入荷した段階で、まれにワンプごと折れ曲がっていたり、用紙の水分量がバランスを欠いて四辺が反り返っている状態になっているものがあり、こういった用紙は印刷機を通らないので、ワンプを開封する前に返品をします。

50音順